「組長!今朝方、とある倉庫で組の者を殺した犯人らしき人物を始末したと、九条 組の若頭から連絡がありました。」 「あぁ、分かってる…。」 颰は、組とかどーでも良かった。 颰は美月さえ居てくればそれで良かったからだ。 美月をこちらの世界へ、関わらせないよーにしたかったのに、 これからは全力で守ろーと思った。 誰にも渡さない、誰にも見えない所へやりたいとも思った。 俺の身勝手な考えは心は絡まって身動きが取れなくなっていった。