ヤクザとお嬢と時々姫と2


in学校。

「で、それ終わりの今日?血ぃ臭くないっすか?2人とも。」

大我がワザとらしく言う。

「風呂入ったんだけどなー。」

凛が腕を匂いながら言う。

「最近の凛は良いねぇ、ゾクゾクするよ俺。」

Sを通り越した、強気な凛の言動と行動が好きらしい。

「あー。変態。」凛はあしらう。

ガラッと1年教室に入って来たのは、美月。

「おはよう〜皆さん♪」

「おはよう、妹よ〜♡///」

霧島 美月は私の妹だ。

「あれ?今日はなでなでしてくれないの?お姉ちゃん?」

「あー…今日はちょっと今手が汚れてて。」

「そーなんだ。」美月はキョトンとしていた。

それを見てぷっと笑う、大我と彩虎。

ピロ〜ンッ!

美月の携帯にメッセージが鳴った。

「どしたの?」凛が言う。

「颰から…///っ」

『美月、帰り迎え行く。』と。

前までは姫と呼んでいたが、

今は美月と名前で呼んでくれる。

ふふっ…////っ

と笑う美月。

幸せそうで何よりだ。

汚い仕事は凛と彩虎に任せて、

颰さんは美月を生涯守ってくれと約束をした。

まぁ、言われなくても颰は、美月を守るし、

汚れた手では美月に触れないだろうと。