ヤクザとお嬢と時々姫と2


そこへやってきたのは、彩虎だった。

「親父…何してるんだよ?」

「あぁ?…バレてしまったか。」

「なんで…九条 組の組長が、、?;」凛も混乱してる。

「俺は昔っからお前のじーさんが嫌いやったんや。」

「俺とじーさんは、大阪生まれで、大阪で育った。2人は孤児だった。だが、広島の先代のじじいはアイツだけを広島へ連れてった。」

「俺は流れ着いた先がここ東京だった。行くところも、ない、素行が悪かった俺を見て助けてくれたのが、お前の母親ミキコだった。」

「俺はミキコの為なら何でもする。と誓った。だが、ミキコはお前の父親と結婚してしまった。」

「だから、俺が殺してやった。」

「あんなひ弱な奴のどこがいいんやって。」

「ミキコが居るここ東京で俺は組長にまでのし上がった。だが、ミキコは俺のプロポーズの誘いを受けなかった。」

「お前のじーさんが俺の息子の嫁にとお前をつかわした。これで、ミキコと家族になれる。と思った。だが、それでもミキコは首を縦に振ってはくれなかった。もう、どーでもいいと思った。」

「じーさんもめちゃくちゃに家族も、組もめちゃくちゃにしたろと思った。誰も居なくなればミキコはまた俺のところへ来ると…。」

「アンタ…アホじゃろ!」

「……。」

「アタシの母さんはアンタ何か眼中に無い!アタシの父さんにベッタ惚れやけぇのー!」

「じーちゃんも、広島に1人きて申し訳なかったって事で、アタシをアンタの息子の嫁めにって言ったんじゃボケェ!」

「この意味分かるか?」

「?;」

「アンタん所とうちで家族になろうっちゅーことじゃ!」

「家族…欲しかったんじゃろ?」

「……!」

「………。」

「…すまなかった、俺はなんて身勝手な事を。」