ヒミツの恋―不倫―




ブラインドから差し込む光で目を覚ます。


俺の腕の中には愛しい人。

なんて気持ちいい朝だろう。


すやすや眠るあずは、整った綺麗な顔を再認識させる。
気持ち良さそうに眠るあずを少しでも見ていたくて起こさずに、ただ見とれる。


頬にキスをしてみる。


あずの目が開く。

また閉じる。



それを繰り返すこと30分。



『あず〜お腹空いた〜』

なんて言ってみる。



パッと起き上がり、俺を見て寝ぼけた顔で『おはよ〜』と言い…


また寝る。



あずは朝が弱いらしい。

一緒に過ごすたびに新しいあずが見れて楽しい。




これはこの手しかない。



俺はあずの服の中に潜り込み胸元に顔を埋める。


朝から部屋に響く甘い声。

何度聞いても飽きない。





『もう!!朝から駄目だよ〜。おはよう♪朝食作るね』

『だってあず全然起きないし〜。』