僕の声だけが空気を裂いた。

だが少しして楽しそうな無邪気な笑い声と、ソノ裏腹で、人をどん底に陥れてしまうかのようなおぞましい笑い方をした少年が姿を現した。

ここに存在しているのは、そいつと僕の二人のみ。

息子は、いったいどこへ…。

「車、乗れないんだぁ。いいよ、乗せてあげる。」

僕の複雑な思いとは裏腹に、ヤツは楽しそうに何して遊ぶのかを考えていたのだろう。

僕がなぜ車に乗れないのを知っていたのかは知らないが、車で遊ぶことをけしかけてきた。

「ああ、いいだろう。」

さっさと遊んでこの場から離れる一心で、とにかく賛成をした。

すると、周りが一気に明るくなった。