「イケメンも大変だね」
「中学からだよ、バレンタインとかすごいんだから」
「チョコ?」
「食べきれないからって毎年5個くらい貰って食べた」
…確かにバレンタインすごそう。
そんなこと話してたら天ヶ瀬くんと目が合う。
笑って手を振ってみた。
笑顔を浮かべながら天ヶ瀬くんは女子生徒の間を抜けて……。
「疲れたーっ」
わたしの隣に座る天ヶ瀬くん。
おでこや首筋には汗が流れて光っていた。
頭にかけたタオルで顔を拭く。
そのまま首にタオルをかけてわたしを見る。
「試合、見てた?」
「うん、シュートかっこよかったよ」
天ヶ瀬くんは癖なのかな…
首の後ろに手を当てて、照れ笑い。


