すべての愛を君だけに。


次の問題は…。






「ね、毎日一緒に勉強してもいい?」


「え?…うん、なーちゃんも居るから3人でしよ!」


「おっけ。……あとー、さ」


「うん?」






天ヶ瀬くんを見ると首の後ろに手を当てて窓の外を見た後、わたしを見る。


なんだか、顔が赤い?
夕日でそう見えるだけ?


綺麗な形の唇が開いて






「期末で俺が学年1位になったら、比嘉さん…夏休み一緒に遊び行ってくれない?」






そんなことを言うから頭に?が浮かぶ。


何を言われるかと思ったら
一緒に遊び行くくらい全然いいのに。






「学年1位にならなくても全然いいよ」


「俺と2人でだけどそれでも?」