雨の頬を両手で包み込む。
少し熱をもっているようで暑い気がする。
「焦ってたんだ。…雨が天ヶ瀬の告白を受け入れるんじゃないかって」
「へ……?」
「だから雨が悪いわけじゃない。ほんとにごめん」
俺の言葉に涙を流していた雨の顔が少し変わる。
嬉しそうな、照れているかのような。
「焦ってたの…?」
「ん」
「わたしはずっと…歩ちゃんだけが好きだよ?」
「恥ずかしいこと言うな」
だんだん口角を上げて迫ってくる。
さっきまで泣いてたくせに。
「小さい頃からずっと好きで高校に入ってからもずっと好きだったよ?」
「知らなかった」


