すべての愛を君だけに。


沙織の顔が赤いのも見て飲んでることがわかった。






「今日の中学校の同窓会だったの!さっきまで二次会で」


「もうここには来ないでって言っただろ」






俺の言葉に沙織の顔が一瞬で曇る。


沙織から離れ冷蔵庫からミネラルウォーターを持って差し出した。


俯く沙織は受け取らない。






「歩こそ、こんな遅くにどこ行ってたの」


「コンビニ」


「嘘っ、2時間前からここにいるけどずっと居なかったじゃない!」






今までに聞いた事のない声に驚きつつも冷静だった。






「ねえ、歩…」


「別れよう」


「嫌っ、前にもそう返事したはずでしょ!」






雨を好きだと思った時から沙織には別れようとずっと伝え続けていた。


だけど話し合いは平行線。


何も進んでいない。