すべての愛を君だけに。


ダンボールの蓋が閉まらないほどたくさん荷物が入っている。


重そうだな、声かけようか。
でもかけても…拒否られるかもしれない。


だけど声かけるだけ、かけてみよう。


口を開く前に天ヶ瀬が雨に声をかけていた。


微笑み合う2人は並んで俺のいる方とは反対に歩いていく。


よかった
雨は俺への気持ちを忘れて歳の近い…天ヶ瀬と。


よかったとそう思っている。


…雨、前までは天ヶ瀬くんって呼んでなかったっけ。


付き合ってないって2学期前は言ってたけど、今は…。


よかったと思ってるいるなのに
なんなんだ、この痛みは。