「でも……」 「わかっているとは思いますがあなたに拒否権はありません」 「そうよ、莉亜は!?あなたはそれでいいの?」 私のほうをみて懇願するような視線を向けてくる。 その表情に少し心が揺れるのを感じる。 でも、私は自分の選択に後悔はない。 「ごめんね、お母さん。私、もうここには居られないよ」 途端に泣きそうな顔をして落ち崩れるお母さん。 「莉亜、行こう」 お母さんの姿をこれ以上見せないように琉弥くんが言う。