あまりのオーラに怖くなったのかお母さんが震える声で言う。
「いえ、目的などはありません。ですが、僕たちは真珠財閥の当主、すなわちあなたの夫の立場にいるお方からお願いされてきています。
____________これがどういうことかおわかりですね?」
威圧的に話す拓海くんを見て彼が普通の中学生では無いのだと悟る。
国内で有名な財閥の跡取りという立場上おそらく、幼い頃から大人と対等に関わってきたのだろう。
きっと、拓海くんだけじゃなくて他のみんなも。
「っ……わかったわよ。私はどうしたらいいの!?」
「わかっていただけて良かったです。あなたには今後一切真珠財閥の跡取りである莉亜ちゃんに関わらないでもらいます」
「なんで、……」
「それはあなたが1番わかっているはずです。そして、莉亜ちゃんには真珠財閥当主が運営している私立輝石学園に入学し、寮生活を送ってもらいます。よろしいですか?」
