私が輝石学園に通うことを決め、転入手続きなどは理事長さん
……ではなく、お父さんがほとんど済ませてくれて1時間ほどで終了した。
寮に入るため、荷物をまとめておくようにと言われ、いったん家に帰ってきた。
気が付くと時間は9時を回ってしまっており、私は理事長さんが用意してくれた車で家まで送ってもらった。
私以外誰もいない静かな空間で一人、今日あったことを思い出す。
今日はいろいろあった一日だった……。
ほんの数時間前まで絶望しかなかったのに。
明日から私は輝石学園の生徒になる。
もうしばらくはここに戻ってくることもないだろう。
いまは不安よりも未来に対する希望の気持ちでいっぱいだ。
ふと窓の外を見上げると、いつもは真っ暗な空が柔らかな月の光に照らされていた_________

