覚悟を持って発した言葉に理事長さんはコクリとうなずく。
「わかった。では、さっそく転入手続きをしてしまおうか」
そういってデスクに向かう理事長さん。
「そうだ、寮については明日決めるが簡単な説明をしておいてもらえると助かる。頼めるかい、緑玉くん」
「わかりました」
そんな会話がぼんやりと聞こえるなか、何気なく柚月くんのほうを見ると彼が今にも倒れそうなほど真っ青な顔をしているのに気が付いた。
柚月くん、どうしたんだろう……?
体調悪そうだし声かけたほうがいいよね?
「莉亜ちゃん?」
拓海くんの不思議そうな声に慌てて返事する。
