「あの……」
戸惑いながら理事長さんの顔をみるとたしかに白に近い銀髪をしていることに気がついた。
だからみんなは私のことをここに連れてきたんだ。
ハッと目を見開いた私に気付いたのか理事長さんがこっちをみて微笑んでくる。
ふと、その行動に疑問を覚える。
お父さんは私のことを嫌っていたんじゃないの?
だから、今まで全く会いに来なかったのだとおもっていたのに。
どうして私にそんな優しい表情を向けてくるの?
「君も気が付いたと思うが、確かに私と君は親子だ。でも、今までほとんど会ったことがなかったのにどうして……」
そんな私の疑問とは別に理事長さんが聞いてくる。
