中から聞こえたのは、優しそうな男性の声。 この人が理事長さんかな。 みんなの後に続いて理事長室の中に入ると、中にいた理事長らしき男の人と目が合った。 「あれ……? きみは_________ 莉亜?」 どういうこと?どうして理事長さんが私の名前を知っているんだろう。 私が不思議そうな表情を浮かべていると、男の人が皮の椅子から腰を上げて私のほうに近づいてきた。 そのまま私の顔を呆然と見つめている。 「あの、たしかに私の名前は莉亜ですがあなたは……?」