お金持ち学園の王子様たちとヒミツの時間




なのに、頑張ってくれた。





じゃあ、私も頑張らないと……!





「私は……真珠莉亜です」






どきどきしながら俯いていた顔を上げる。





みんなが驚いたように目をぱちくりさせている。





やっぱりみんなの態度も変わっちゃうのかな、なんてダメなことを考えちゃう自分が嫌になる。





怖くてまた視線を下げてしまいそうになるのをグッとこらえる。





「あの……」






自分の感情を隠すようにみんなに声をかける。