お金持ち学園の王子様たちとヒミツの時間





私がそう言うと黒髪の人が無言で優しく抱きしめてくれた。





「だいじょうぶ、泣いていいよ」





この腕の安心感にまた涙がぽろぽろと溢れる。





「うぅっ……ごめんなさい」






そのまま数分間私は泣き続けてしまった。