「どうぞ」 にっこり笑ってそう言われ目を見開く。 「えっ、いいんですか?」 「うん、遠慮しなくていいよ」 「ありがとうございます……」 かわいいクマの顔をみてゆっくりと持ち上げて口に運ぶ。 「っ!おいしい……」 カップをそっと置いてイケメンさんたちの方を見るとみんな優しい瞳で私のことを見つめていた。 その温かさになんだかほっとしてしまって自然と涙が出てきてしまった。 「あっ……ごめんなさい」