全員の顔を見渡すと1人だけ知った顔を見つけた。
「あれ?さっきの……」
そこにはさっきハンカチを渡してくれたイケメンさんが立っていた。
まさかこんな所でまた会えるなんて。
ビックリしてぽかんとしてした顔で相手を見つめる。
イケメンさんも目を見開いてすこし驚いていたものの、すぐに優しくふわっと笑い私のほうに駆け寄ってきた。
そしてそのままぎゅっと私に抱きついてきた。
「へっ?きゃっ……!」
変な声を上げてバランスを崩した私をイケメンさんが包み込むようにして支えてくれた。
こっ、これどうなってるの……?
