世界はそれを愛と呼ぶ



「……沙耶は、相馬が御園要の生まれ変わりだとして、何を思う?」

それは、千華さんの純粋な問い掛けだった。
けど、沙耶の答えは決まっている。

「私が愛したのは、御園相馬です。御園要ではありません。だから、何も関係ないんです」

相馬がいい。相馬じゃなきゃダメなのだ。
彼を愛している。自分の人生全て、捧げられるほど。

千華さんは京子さんを見た。
京子さんは微笑んで、頷いていた。

「─本当に、素敵なお嬢さんだね」

千華さんはそう言いながら、涙を流した。