「......トレ!シルベントレ!シルベントレ!」
オレガリロが呼んでいる。そうか、時間か。
「今行く」
無責任で最高の友人に返事をする。
「白い服似合わないねえ」
「うるさいわ」
......変わらんな、こいつ。
「親友の幸福を祝おうとは思わんのか」
「ようやく親友扱いしてくれたね」
「意外と重い奴だな」
「感想ひどくない?」
軽口を叩いていると扉が開いた。陛下だ。
「ふむ」
一言唸ると黙ってしまわれた。
「なんでしょうか」
「白い服が似合わんな」
......二人に言われた......。
「まあ、そう気を落とすな。一度しか着ないだろう?」
返事に困ることを。
「そろそろ時間ですよ」
ビオネタさんの声に振り向くと、彼女が立っていた。
「行くか」
「はい」
二人で歩いていると、視線を感じる。冷たい視線を。隣の彼女を見ると、笑っていた。
「どうかなさいましたか?」
「いや。嬉しいんだ」
扉を開けて祭壇の前に出る。儀式の舞を舞うために。
「こんな私があなたのように素晴らしい女性と結婚できるなんて思わなかった」
そう言った瞬間彼女の顔が赤くなった。
「っ......ありがとうございます...」
手を出せば、彼女が手をとってくれる。一歩踏み出せば、思わず頬が緩む。二歩、三歩と足を動かしながら、彼女の腰に腕を回す。大丈夫、ちゃんと練習したから踊れるはず。白いドレスに白い服。何度も目の前で見た光景だけれど、自分がその中にいられる日が来るとは。
「シルベントレ様、幸せですか?」
ふとこちらを見た彼女が聞いた。黒い瞳が、不安げに揺れている。勿論、答えは決まっている。
「人生で一番幸せだ、レオ」
うん、ようやく相性で呼べた。レオが目を見開いて、――笑った。
「私も、一番幸せです、シル様!」
オレガリロが呼んでいる。そうか、時間か。
「今行く」
無責任で最高の友人に返事をする。
「白い服似合わないねえ」
「うるさいわ」
......変わらんな、こいつ。
「親友の幸福を祝おうとは思わんのか」
「ようやく親友扱いしてくれたね」
「意外と重い奴だな」
「感想ひどくない?」
軽口を叩いていると扉が開いた。陛下だ。
「ふむ」
一言唸ると黙ってしまわれた。
「なんでしょうか」
「白い服が似合わんな」
......二人に言われた......。
「まあ、そう気を落とすな。一度しか着ないだろう?」
返事に困ることを。
「そろそろ時間ですよ」
ビオネタさんの声に振り向くと、彼女が立っていた。
「行くか」
「はい」
二人で歩いていると、視線を感じる。冷たい視線を。隣の彼女を見ると、笑っていた。
「どうかなさいましたか?」
「いや。嬉しいんだ」
扉を開けて祭壇の前に出る。儀式の舞を舞うために。
「こんな私があなたのように素晴らしい女性と結婚できるなんて思わなかった」
そう言った瞬間彼女の顔が赤くなった。
「っ......ありがとうございます...」
手を出せば、彼女が手をとってくれる。一歩踏み出せば、思わず頬が緩む。二歩、三歩と足を動かしながら、彼女の腰に腕を回す。大丈夫、ちゃんと練習したから踊れるはず。白いドレスに白い服。何度も目の前で見た光景だけれど、自分がその中にいられる日が来るとは。
「シルベントレ様、幸せですか?」
ふとこちらを見た彼女が聞いた。黒い瞳が、不安げに揺れている。勿論、答えは決まっている。
「人生で一番幸せだ、レオ」
うん、ようやく相性で呼べた。レオが目を見開いて、――笑った。
「私も、一番幸せです、シル様!」


