あきれるくらいそばにいて


診察室に入ると、三谷先生が椅子に座ってわたしを待っていた。

「星野さん、こんにちは。どうぞ、座ってください。」

三谷先生に言われ、わたしは「失礼します。」と緊張でガチガチに固まった身体を三谷先生の向かいの椅子に座らせた。

そして、わたしは三谷先生の言葉を待った。

「えっと、、、今日は検査結果でしたね。前回した子宮頸がん検査と子宮体がん検査の検査結果が出たんだけど、、、」

三谷先生の言葉が重たく聞こえる。

わたしは「大丈夫でした。」という言葉を願いながら、三谷先生の言葉に耳を傾けていた。

「子宮体がん検査の方で癌が見つかりました。前回、エコー検査で見た時に既に広範囲に影が見えたし、右の卵巣の方にも転移してると思います。ここでは、手術が出来ないから、紹介状を書くので早めに大きい病院で診てもらって手術を受けてください。」

え、、、癌、、、

わたしが、子宮癌?

手術って、、、

「あ、あのぉ、、、手術って、、、子宮にある癌の部分だけを切除する感じですか?」
「、、、星野さんは若いから進行が早いし、出来れば残してあげたいところだけど、この感じだと、子宮も卵巣も全摘になると思います。」
「全摘?じゃあ、、、わたし、赤ちゃんは、、、」
「残念だけど、赤ちゃんは望めない身体になってしまうわね。」

三谷先生の言葉にわたしは絶望した。

子宮と卵巣が無くなる、、、
赤ちゃんを望めなくなる、、、

わたしは、、、女として存在する意味があるの、、、?