わたしは下着が脱ぎ終わると、そっとカーテンを開け、看護士さんに「こちらにどうぞ。」と言われた通り、目の前にあった分娩台のような椅子に座った。
看護士さんはわたしにバスタオルを掛けてくれ、「先生、お願いします。」と三谷先生に声を掛けた。
すると、ニトリル手袋を付けた三谷先生が入って来て、「ちょっと椅子上げますね〜。」と言いながら、足元にあるボタンを押した。
わたしが座る椅子は段々と上に上がっていき、背もたれた倒れるのと共に足も開くように動いていった。
三谷先生は仕事だから慣れているだろうが、やはり自分の見られて恥ずかしい箇所を見られるのは恥ずかしい。
三谷先生は「消毒しますね、ちょっと冷たいですよ。」と言うと、スプレー状の消毒をかけ、それから「じゃあ、エコー検査始めますね。力を抜いててください。」と言った。
わたしは静かに深呼吸をし、出来るだけ力を抜く努力をした。
中にエコーの機械が入ってくるのが分かる。
三谷先生は、エコーの画面を見つめると険しい表情をして、黙ったままエコー検査を続けた。
「んー、子宮頸がん検査だけにしようと思ったんだけど、念の為に子宮体がんの検査もしとこうか。」
三谷先生はそう言うと、看護士さんに検査キットと検査に必要な器械を準備するように伝えていた。
子宮体がん検査?
子宮頸がん検査はしたことあるけど、どう違うんだろう。



