「ありがとう。」
未来からホットのカフェラテを受け取ると、わたしは両手でカップを持ち、飲み口を開けた。
「葉月はカフェラテといったらホットだよな。」
「うん。さすがに真夏はアイスにするけど、ホットの方が好き。」
「葉月さぁ、、、今日、なんか元気ない?」
「えっ?」
「いや、何と無くだけど、、、元気ない気がして。」
未来は、どうしてすぐ分かってしまうんだろう。
学生の頃、わたしの元気がないとすぐに気付いてくれたのは未来だけだったなぁ。
「うん、、、ちょっと心配なことがあって。」
「心配なこと?どうしたの?」
黙り込むわたしに未来は「言えないことなら、無理には聞かないけどさ。」と言った。
でも、未来になら、、、話してもいいかなぁ。
「実はね、、、最近、不正出血が多くて、、、」
「不正出血?あ、、、婦人科系の?」
「うん、、、」
「え、それって良くないことだよね?病院には行ったの?」
「ううん、まだ。仕事は休めないから、土曜日に受診出来るとこ探して、近い内に行こうと思ってる。」
「仕事のことなんて気にしないで有給取って行ったら?」
「そんなわけにはいかないよ。仕事回らなくなっちゃうでしょ?」
わたしがそう言うと、未来は険しい表情を浮かべ、「でも、出来るだけ早めに受診しろよ?俺も心配だし。」と言ってくれた。



