適当に謝った

時計をみると
もう12時になる所

「先生‐早退します」

「え…おう…」

先生は戸惑ったように
重い返事をした

「ばいばい」

可奈津に言って
教室をでた

タタラタ〜♪

携帯が鳴る
大好きなトランス


携帯を開く私は
いつもと同じリアクション


いつものファミレス前
NO.03を待つ


それ何?とか
思ってる人もいるだろけど
今からの様子で
理解して…


向こうから
小走りで走ってくる
NO.03…

「シェリーちゃん」

あたしの名前

「じゃ‐行こっか」

小さい笑みで
あたしはNO.03を
連れていつもの場所へ

見上げる事もしない
この場所の看板

見る必要ない
何度も来てるから…

「HOTEL parkMODE」

ヒトツの部屋の前に
2人は立つ

入ってすぐみえる窓に
2人の影

すぐに影はひっつく
激しく揺れる

「…あ…んん」

(あ〜面倒臭え…)

エッチなんてほんの一瞬

逝ったふりしてれば
お客は喜ぶ

お客に奉仕すれば
お客は金をちらつかす

いわゆる援交…

NO.03とゆうのは
10人のなかの
三人目ということ…


「シェリーちゃんの身体は
最高だね」

汚い顔したおやじが
あたしの身体を
舐め回し息切れした
声で云う…

「…………」

黙ったあたしなど
気にも止めず
おやじは夢中で
樹里の身体に
むさぶりついた…


PM 14:09
二時間近くおやじの
相手をした樹里に
与えられたものは

7万の金…

樹里はスタイルも良く
顔も可愛い…

この額に誰も
文句は言わないで

楽しんで
抜いて
金だけ置いて
金だけ落とす

樹里は15歳にして
金の汚さ
大人の汚さを知ってた


7万の金を掴み
ラブホを出た

別に樹里は金が
欲しくてやってる訳
じゃない…

毎日に楽しみが
欲しくて

それで援交なわけだ…


ふらふらと街を
歩いてると
2人の男が樹里に近寄った

「ねえ〜可愛いね♪
俺らと遊ばん?」