きみの本気は分かりづらい

……でも、そもそもの始まり


その原因は私で



小さな頃

私が、ゆう兄に懐いて
四六時中、ずっと傍から離れなかったことが原因


何をするにも、ゆう兄にくっついて

ゆう兄以外には心を開かなくて



懐かれて

頼りにされて


純粋に嬉しかったんだと思う

そんな幼い私が
可愛くて仕方なかったんだと思う



幼いゆう兄の中に芽生えた、たくさんの感情


私に対する、母性本能

守らなければ、と言う使命感

庇護欲、愛着心、独占欲


それは、歳を重ねる毎に大きくなって


私が男女の関係や距離感
周りの人の目や、自分の気持ちを
意識するようになってからも


ゆう兄の態度や扱いは、変わらず


今も、ゆう兄の溺愛は留まることなく続いてる