きみの本気は分かりづらい

近所に住む、ひとつ上のお兄さん


ゆう兄こと、相川悠(あいかわゆう)は
昔からあんな感じで



学校がある日

朝も、お昼も、帰りも

休日も


暇さえあれば
私のところへやってきて
ずっと、べたべたしてくる


撫でたり、抱き締めたり

好きだよ、とか

愛してるよ、とか


人目も気にせず

恥ずかしげもなく口にして


愛を訴えてくる