私の言葉に、ゆう兄は苦笑を浮かべていた
「…むくちゃん、俺のお母さんかな?」
「色んな人と関わるの大事だって言ったの
ゆう兄だよ。忘れたの?」
「そんなの言った?」
「言った。小さな頃」
そうこう言い合ってる間に
午後の授業の予鈴が鳴り響く
「とにかく、ゆう兄
少しは私離れして」
「やだ」
「……ゆう兄の事、嫌いじゃないけど
私、友達との時間も大事にしたい」
「…」
「ゆう兄」
「……分かった
少しだけ、むくちゃん離れ考える」
「!」
私が真剣なのが伝わったのか
渋々だけど、ゆう兄は頷いた
聞き入れて貰えるとは思っていなかった私は
少し驚く
「でも」
「!」
ぐっと、腕を引かれて
私はゆう兄の腕の中に収まる
「頻度は抑えるけど…
その分、会った時は充電させてね」
いつもよりも強く、私を抱き締めて
甘えるように私の肩に顔を乗せて
優しく微笑む
そんなゆう兄に私は…
「…」
恥ずかしさと動揺を隠すので精一杯で
何も言葉を返せなかった
「…むくちゃん、俺のお母さんかな?」
「色んな人と関わるの大事だって言ったの
ゆう兄だよ。忘れたの?」
「そんなの言った?」
「言った。小さな頃」
そうこう言い合ってる間に
午後の授業の予鈴が鳴り響く
「とにかく、ゆう兄
少しは私離れして」
「やだ」
「……ゆう兄の事、嫌いじゃないけど
私、友達との時間も大事にしたい」
「…」
「ゆう兄」
「……分かった
少しだけ、むくちゃん離れ考える」
「!」
私が真剣なのが伝わったのか
渋々だけど、ゆう兄は頷いた
聞き入れて貰えるとは思っていなかった私は
少し驚く
「でも」
「!」
ぐっと、腕を引かれて
私はゆう兄の腕の中に収まる
「頻度は抑えるけど…
その分、会った時は充電させてね」
いつもよりも強く、私を抱き締めて
甘えるように私の肩に顔を乗せて
優しく微笑む
そんなゆう兄に私は…
「…」
恥ずかしさと動揺を隠すので精一杯で
何も言葉を返せなかった


