恥ずかしげもなく、すらすらと
愛の言葉を捧げてくるゆう兄に
私はあっけに取られた後、赤面し、悶える



「~~~っ、な、なんで…っ
そんな簡単に…!」

「だって、本当の事だし
むくちゃんも、俺と同じなんだよね?」

「…………同じ……だけ、ど………」

「ねぇ、むくちゃん
俺、ちゃんと言ったよ?」

「うっ…!」

「次は、むくちゃんの番だよね?」

「ふぐぅ…っ」

「俺が納得するまで
好きって、言ってくれるよね?」

「~~~っ!!!」



布団に組み敷かれ

身体の自由を制限され

整った顔が、熱を帯びて、至近距離で私を見つめ

艶のある低い声で愛を求めてくる



……なんて、拷問だろう



どうにかこの場から逃げ出そうと
頭を働かせるものの
ゆう兄の目は、逃がさないと言っていた



耐えかね、口にし、唇を奪われる



そんな、やり取りが
その後、ずっと
ゆう兄が満足するまで続いた