きみの本気は分かりづらい

………。



…………ゆう兄が、今日まで
ずっと毎日、忙しそうにしてきたのも
頑張ってきたのも、知ってる


それに、怪我の手当てもしてもらった


怖がる私を、なだめてくれた




……。




「~~~っ」



葛藤しつつも
その頑張りと努力、献身には報いるべきと


結論に至った私は


恥ずかしさに身を焼かれながらも
黙って、ゆう兄を受け入れる


抵抗しないと悟ったゆう兄は
私の両手を解放し、代わりに
そのまま、ぎゅーっと私を抱き締めた



「はー……癒される」



ほんの少し、声に滲んだ疲労の音を
私は聞き逃さなかった



「……。実行委員の人達
みんな、大変そうだった」

「そうだね。今年は特に
実行委員の人数少なかったから」

「……ゆう兄が一番負担多かったって
実行委員の先輩が言ってた」

「んー、まぁ一応、委員長だしね」

「自分の仕事もあるのに
他の人の仕事も手伝ってたって…」

「少しだけだよ」

「…」