ヤクザとお嬢と時々姫と


「お嬢!おやっさんから連絡がありました。」

颰が凛にスマホを渡す。

「もしもし!じーちゃん!?;」

『いやぁ〜凛!元気かぁ?東京はどや!笑』

「どや、じゃないわ!;じーちゃん島で抗争があったんじゃろ?;大丈夫なん!?」

「あー、さっき知り合いの病院で、弾とってもらったわ!笑笑」

「これくらい、大丈夫や。」

「じーちゃん〜、、泣」

「心配させんなアホッ!泣」

「悪い悪い、笑」

「で、そっちはどーや?大丈夫そか?」

「大丈夫だわ!美月も元気だし!」

「そか、そらよかったな!笑」

「……何でじーちゃんが、狙われたん?」

「あー、内輪揉めや。広島の領土が狭いゆーてな、2つの大狼 組と草加 組が共闘して、襲って来たんや。今更そんな事言われてもなぁ。」

「! …ウチの組が…;」

颰は青ざめていた。

「すみません!おやっさん!俺今からそっち帰りますわ!;」

『∑バカヤロウ!!!どんな思いでお前をそっちにやったと思っとんねん!』

「!;」

『お前が危ない目ぇに合わんよーに、大狼 組の親父は……お前、今日から大狼 組の組長を名乗れ。』

「…、お、親父は、、?;」

「…すまん、止められんかった。」

「っ……」

「颰…。」凛は颰の背中に手を置く。

「…美月は、美月はもう俺と一緒に居られない。」

颰の目には涙が。

『そやな。』電話越しのおやじの声も寂しそうだった。

「…ところで、俺の島にこんなにも土足で人をよこしたんですから、それなりの事をしてもらいますよ?」

彩虎はそう言った。

『分かってる、仮はきっちり返すわ。』

『凛!お前にも色々迷惑かけたな!すまんかった!』

「ええんよ!じーちゃん!;」

『じゃ、そゆことで元気でな。』

プツッ…と電話は切れた。