翌日、大きな会場でのライブが行われた。メンバーたちはいつもと変わらない様子で「楽しもうな!」と笑顔を見せてくれるが、あなたの心には昨晩見た言葉たちが重くのしかかっていた。

ライブ中盤、新メンバーとしての見せ場がやってきた。スポットライトがあなたに当たり、ソロパートを歌いながらダンスを披露する   ――その瞬間、あるエリアから聞こえてきたのは……。

ファン「帰れ!」

ファン「お前、いらない!!」

一部のファンからの心ないヤジ。視線を感じ、声が少し震えてしまう。会場の空気が微妙に変わったのがわかり、必死に笑顔を作ろうとするが、涙がこぼれそうになるのを必死で堪えた。

そんな時だった。

別のエリアから、一人の女性ファンが声を張り上げた。

ファン「頑張れ!」
 
ファン「〇〇ちゃん可愛いよー!!!」

その声に続いて、他のファンも一斉に「頑張れ!」「応援してるからね!」と大きな声を上げ始める。ペンライトを振りながら、一生懸命私を応援してくれるファンたちの姿が目に入った。

重岡大毅「お前ら最高やん!みんなで盛り上げたらええやろ!」

その瞬間、重岡くんがステージ中央で叫び、会場全体が一気にポジティブな空気に包まれた。メンバーたちも私の近くに寄り添い、全員で肩を組むようにパフォーマンスを続けてくれた。

心ない言葉に傷ついていたけれど、それ以上に温かい声援に支えられて、なんとか最後までステージをやり遂げることができた。

(みんなありがとう_。)