過保護なお兄ちゃんたち

蒼兄に促され、結の手を引きながら診察室の中に入る。


蒼兄がいることを教えなかったことを怒っているのか、結が俺のことを睨んでくる。


結は睨んでるつもりだろうけど、全然怖くないし、そんな顔もめちゃくちゃ可愛い。


「じゃあ、そこ座って〜。レントゲンとスパイロは先にやったんだな。」


結を椅子に座らせて、俺はパソコンでレントゲンとスパイロの結果を確認する。前回と比べても著変無しって感じかな。


結「痛くない検査だからね!」


結はドヤ顔で答える。


「じゃあ、残すは一大イベントの採血だけか!」


「採血」の言葉を出すと、みるみる結の顔が曇っていく。