過保護なお兄ちゃんたち

「…はい。」


聴診器を手に持った蒼兄が、ベッドに横になっている私のところに、椅子ごと近づいてくる。


蒼「緊張してんの?」


「…うん」


蒼「さっき採血頑張ってたし、もう痛いことないのに?」


「絶対痛いことしない?」


蒼「うん。聴診と首の触診しかしない。約束する。指切りげんまんする?」


「…大丈夫です。」


蒼兄が指切りげんまんやってたら、ちょっと面白いかも。想像してしまった自分がちょっと悔しい。


蒼「服はそのままでいい。深呼吸してて。」