過保護なお兄ちゃんたち

真「じゃあ診察室行くかー!」


真兄に連れられて一緒に診察室に向かう。診察室に近づくにつれ心臓がバクバクしてくる。


「…ちょ、ちょっと待って…ハァ」


だんだん酸素が薄くなっていき、視界が白くなっていくのを感じる。


真「怖くなっちゃった?大丈夫だよ。やることいつもと一緒だから。」


いつも真兄は怖くなってしまう私のペースに合わせてくれる。3人いるお兄ちゃんの中では1番優しいかも。


真「大丈夫?深呼吸しよう。」


「…うん…スーハースーハー…」


真兄の声かけに合わせてゆっくり深呼吸をすると、少しだけ恐怖感が減っていく。


真「中入れる?」