過保護なお兄ちゃんたち

真「ゆーい!」


「わぁ!びっくりした…!」


問診票を出せずにどれくらい時間が過ぎただろうか。白衣姿の真兄が急に現れた。


真「お待たせ。ごめん、結構待ったよな。外来に受付されてないから逃げちゃったと思ったよ。」


「…逃げてないもん。」


本当に信用ないよなぁ私。


真「うん、分かってる。ちゃんと来れて偉かったじゃん!」


「…後々、蒼兄に怒られたら嫌だしね。」


真「あっ、あぁ、そうだよな?でもちゃんと来たから褒めてくれると思うよ?」


真兄なんだか目が泳いでる…?気のせいかな?