いま私は咲夜くんの部屋で、ベッドの上に押し倒されている。
私が思ってたよりお怒りらしい咲夜くん。
綺麗すぎて冷たさを感じるその顔は、怒ってもなお美しい。
でもなぜか口元はニヒルに笑っている。
私は無事に生きて帰れるのだろうか。
「さっき俺を無視して帰ろうとしたよな」
地を這うような低い声に体がビクッとする。
「いや、それは、あの、その、なんていうか、あの群れの中の咲夜くんに声をかける勇気がなく、離れてLINEしようとしたら」
蛇に睨まれた蛙の如く、言いながら尻すぼみになり、咲夜くんから目を逸らしてしまう。
「目逸らすな」
私の顎をつかみ、自分の方に向けさせる。
あまりにも怖すぎて目が泳いでしまう。
「で?」
「で?とは?」
疑問に疑問で返すと咲夜くんの眉間に皺がよる。
「俺はお前の彼氏だよな?」
「そ、そうですね」
ん?なんでシャツのボタン外されてるの?
「ちょ、ちょっと待って!何しようとしてんの?」
咲夜くんに第3ボタンまで開けられそうになり、手で必死に止める。
私が思ってたよりお怒りらしい咲夜くん。
綺麗すぎて冷たさを感じるその顔は、怒ってもなお美しい。
でもなぜか口元はニヒルに笑っている。
私は無事に生きて帰れるのだろうか。
「さっき俺を無視して帰ろうとしたよな」
地を這うような低い声に体がビクッとする。
「いや、それは、あの、その、なんていうか、あの群れの中の咲夜くんに声をかける勇気がなく、離れてLINEしようとしたら」
蛇に睨まれた蛙の如く、言いながら尻すぼみになり、咲夜くんから目を逸らしてしまう。
「目逸らすな」
私の顎をつかみ、自分の方に向けさせる。
あまりにも怖すぎて目が泳いでしまう。
「で?」
「で?とは?」
疑問に疑問で返すと咲夜くんの眉間に皺がよる。
「俺はお前の彼氏だよな?」
「そ、そうですね」
ん?なんでシャツのボタン外されてるの?
「ちょ、ちょっと待って!何しようとしてんの?」
咲夜くんに第3ボタンまで開けられそうになり、手で必死に止める。
