私に対して
心配してくれる先生は他にもいた

それは部活の顧問の先生だ
顧問の先生に甘えてた私は
学校生活のこと友人関係
家族のことたくさん相談にのってもらった

「乃愛はいつも頑張ってるね」
「なにか悩んでる？話聞くよ」と
友達交えて部活終わり時間をあけてくれたりした
帰りが遅くなったりした時は
本当はだめなのに車で自宅まで送ってくれた

私が入ってる部活の部室は
サッカー部とほぼ隣合わせで
私たちの部室の前でサッカー部が
着替えたりしていた

だからたまに先生も部員たちの
様子をみにきていた

少し気まずい私はいないかのように
部室の中で作業をしたり
先生がいないのを確認して外作業をしていた
毎回それが通るわけもなく
外にいると先生が部員たちに指導している
声が聞こえたり存在がみえてしまうから
目で追ってしまうからなるべく
みないようにと気をつけていた

たまに目が合う時はドキドキして
作業しながらも先生の声が届いて嬉しかった
近くにいると感じられた

ある日、私たちの部活の顧問が
からだがしんどいと言って座りっぱなしの日があった
いつもお話を聞いてくれる顧問には
感謝しかなかった
「先生いつもありがとうございます笑」って
みんなで肩もみしたりトントンしてあげて
褒め上手な先生は
「お〜乃愛うまいなあ〜」
「なんかスッキリしたわ」と言ってくれた

そんな光景を大好きな先生がみてるなんて
思いもしなかった