先生とみた夕日

先生「ここだと人目もあるから教室行くか?」

廊下で話してた私たちはすれ違う人に
みられることもあって先生が気を遣ってくれたけど
「ううんここでいい」とだけ言って
「ん、わかた」とだけ先生は言った

そこからさっきの喧嘩みたいにはならずに
今思えばなにを話したくて先生は部活を
すっぽかしてまで私のところに来たのか
不思議だけどゆっくりゆっくり話すことができた
結局部活が終わるギリギリまで話し込んだ

先生「あんま泣くなよ俺が泣かしてるみたいじゃん」
「もうそんな泣くなよ〜〜」
乃愛「先生てさそんなこといって
ずるいよほんとに!」
先生「なにがだよ笑」
乃愛「みんな言ってるよ?伊藤先生と付き合ってるんじゃないかって!前に車一緒に乗り込むところ見た人がいるらしいよ」
先生「あ〜確かに乗せたことはあるけど付き合ってもなんもないよ笑 それにこれ乃愛だから言うけど俺彼女いるし!1人だけ生徒にみられたこともある」
乃愛「まあねやっぱいるよね、いないわけないもんこんなかっこよくてさ!こんな優しい人いないもん」
先生「でもどうする?俺こんなんでも家ではゴロゴロしてポテチ横になりながら食ってるかもよ?」
乃愛「それはそれで可愛いってなるかも笑」
先生「おいおかしい笑 ていうかよかった〜俺もう乃愛と話さないかと思ったじゃん、もう避けるのだめだからな」
乃愛「だって迷惑かけたくないからさ」

(なんでそうやって切ない顔するの)
(なんで私にだけ彼女いるなんて言うの)
(なんで優しくするの)
‥いじめられてるなんて言えなかった

全部乃愛の責任だから