先生とみた夕日

部室について荷物を置いて
先輩と後輩に挨拶を交わして
まだ顧問も来てなさそうだったから
お手洗いに向かった

(今日は平野先生ゆっくり
教室にいたから部活はこの後ないのかな)とか
(でもサッカー部そこにみんないるけど
絶対あるよね、?)なんて考えたりして
(あーまたこんなんばっか考えて集中!集中!
部活楽しもっ♬)

そう考えながら部室へ戻ろうとした

部室とお手洗いはすぐ近くにあるため
わりとすぐついちゃう距離で
急に呼び止められた

先生「あ〜乃愛!」(え?先生?なんで?)
「やっとみつけた〜ずっと探してた」
乃愛「え?なんで?先生部活じゃないの?」
先生「あー部活だよ!けど他の先生に任せてあるから
今はこっちが大事!」
乃愛「‥でも私部活なんでこれから
もうすぐ顧問も来ちゃうし」
先生「ちょっと待って、なあ俺のこと避けてる?」
乃愛「避けてないですよ(苦しいなんでそんなこと聞くの)」
先生「最近ぜんぜん顔合わせてくれないし授業中もぼーっとして給食もしんどそうだけど大丈夫か?俺になんでも言ってよ、無理すんな」
乃愛「‥なんでそんなこと簡単に言うんですか
言えてたらもう言ってます」
先生「給食の件だけど俺にくれたら俺食べるよ?みおも心配してるからさ」
乃愛「先生みおになんか聞いたの?」
先生「乃愛が心配だからって俺に毎日のように言ってくるんだよ」
乃愛「‥もうほっといてくれませんか
私が学校にこようか休もうが給食無理に食べてようが
関係ないですよね?」
先生「あ?いまなんていった?みおの気持ち考えたことあるのか?乃愛が休んで1番心配してんのはみおだぞ」
乃愛「うんわかってる」

涙もとまらなければなかなか帰ってこない私を心配して
先輩も同級生も大丈夫?って見にきてくれていた
そこで顧問も合流
顧問「ん?平野先生?どした?」
平野「ちょと乃愛借りてもいいですか?」
顧問「んーいいけど乃愛はそれでいいの?」
乃愛「‥はい、すぐ部活参加するので待っててくださいごめんなさい」
顧問「うん了解!あんまり泣くなよ目が腫れるぞ」