あなたに夢中。


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「あのさ、ずっと思ってたんだけどさ」


「なんだよ」


「綾は紗奈ちゃんのことが好きなの?」


「は?」


肝試しの会場前に着いてすぐ、礼央に聞かれる。

まだあの2人は食堂にいるみたいだ。




"好き"

好きかどうか尋ねられると胸が締め付けられる感覚になる。


「別に。ただのからかうのにちょうど良い1年。」

「へえー。それにしては構ってるよね、綾の方から。」