彼が、小学校のこくばんに

書いていた

手足は人のためにつかおう

目はひとのいいところを見るために使おう

そんな初歩的なことを
思い出させられて

小学校の先生だった、祖父に
甘えたときのことを思い出した

世界で1番愛していた祖父に
かさねて、彼が

なつかしくて
甘えたくて

ああ、わたしはこのまま
潜っていくんだな