この恋、遊びにつき。

授業中に、keiさんから返信があった。



受信メール:1件

件名:無題
すぐ返信があると思わなかったので、嬉しいです。
結衣さんも仕事場から、ということですよね。
お店の人に怒られていないか心配です。
携帯のアドレス、教えてもらえるならその方がいいな。
いろいろ便利だと思うし。
仕事終わりにまた、メールチェックします。
そろそろ戻らないと、基礎練終わった生徒がやってきてしまいそうなので。
結衣さんもお仕事がんばって。

kei





こんなメール打たずに、早く戻ればいいのに。

かわいいなぁ。こういうところ。





メールを見ていると、また別のメールが携帯に入った。
さゆりさんからだ。


-今まだ大学?
 急にバイト休みになっちゃって、ヘルプ!
 なんとかならない?

 さゆり



-今講義受けてます。
 これ終わったら行けます。
 だいたい5時くらいかな。

 朋子



-なんとか今すぐ来れない?
 りえもいなくて、私一人なの!

 さゆり



-じゃあ…こっそり抜け出します。
 代わりに晩御飯よろしくです。

 朋子



-さすが朋ちゃん!
 好きなの作ってあげる!
 今日はお酒も用意してあげる!

 さゆり







本当に仕事になっちゃったよ、keiさん。

この講義はテストで成績が決まるから、なんとかなるでしょ。

そーっとドアを開けて教室から出ようとすると、沙智と目が合った。


「か・れ・し?」


口パクでそう言ってるように見える。



「ち・が・う」


そう返すと教室を出て、駅へと急いだ。