この恋、遊びにつき。

私の手首を、ぐっと掴んだ。



「もう話すことありませんから」

「あのさ、朋子ちゃんの好きな人って、俺に似てるんだよね?」

「だったらなんですか?」

「俺は、朋子ちゃんみたく受身でまじめな人、嫌いだよ」




目の前にいるのは、中山さんだ。

結城先生じゃない。

頭では分かっているのに、気持ちがついていかない。




「だって、決定権は全部彼にあるよね?彼が言ったことは、全部その通りにしてきたんじゃないの?できない、って言ったことあるの?」