この恋、遊びにつき。

「朋ちゃん、こっちおいで。」


泣きじゃくる私の手を中山さんが掴んだ。
そのまま手を引き、静かな路地に入っていく。
周りは古びたビルやホテル。


そうか、この人も汚い男だったんだ。
でも今日はそれでもいい。
結城先生に似た、この人になら。
何されても構わない。



「ここでいい?」


そういって中山さんが立ち止まったのは、ビルの前だった。



「どこでもいいから、早くしよ?」

「え?」

「中山さん仕事の途中でしょ?だから早く」




納得しない顔をした中山さんがビルに入っていく。




「いらっしゃいませ」

「あの席、いいかな?」

「どうぞ」




え…ここ…




カフェ?