「え、マジ?今検査する?」
「うん、検査してみようかな。」
「え、俺も行った方がいい?」
テンパリ過ぎて、トイレまで付いて来ようとする灯也。
紗雪は「恥ずかしいから、ここまで待ってて!じゃあ、行ってくるね。」と言うと、妊娠検査薬を持ち、トイレへと向かった。
灯也は落ち着かず、ソワソワしながらソファーに座ったり、立ち上がったりしながら、紗雪が戻って来るのを待った。
すると、1分後。
紗雪がトイレから戻って来た。
「どうだった?!」
紗雪に駆け寄り、そう訊く灯也。
紗雪は「まだ結果見てない。一緒に見よう?」と言い、妊娠検査薬のスティックの結果が出ている部分を手で隠しながら、ソファーに座り、その隣に灯也も座った。
「線が一本だったら陰性。二本だったら、陽性。」
「ってことは、陰性だったら妊娠してない。陽性だったら、妊娠してるってこと?」
「そうゆうこと。」
「分かった。」
そして、紗雪が持つ妊娠検査薬に二人の視線が集まる。
「いくよ?」
紗雪がそう言うと、灯也は生唾をゴクリと飲み込み、ドキドキしながら頷いた。
それから紗雪はそっと手のひらを開いた。
二人が見たそこには、くっきりと二本線が浮き出ていたのだ。



