ある日の夕食時。
この日は灯也が残業もなく定時で帰宅出来、二人で紗雪が作った夕食を食べていた。
「ねぇ、紗雪ってジ◯リの中なら、何が好き?」
灯也はそう言うと、サラダに入っている胡瓜を口の中へと運んだ。
「ジ◯リですか?んー、わたしあまり映画とか観せてもらえたことがなくて。あ、でもラピ◯タなら観たことがあります!」
「ラピ◯タかぁ。そういえば、ラピ◯タに出てくる女の子、、、シ◯タだっけ?紗雪に似てる気がする。」
「え、そうですか?じゃあ、わたしがシ◯タなら、灯也さんはパズ◯ですね。わたしを助けてくれた、ヒーローですから。」
紗雪が微笑みながらそう言うと、灯也は「久しぶりにラピ◯タ観たくなってきたなぁ。明日、DVD借りてきて、二人で観ようか。俺、明日は休みだから、俺がDVD借りて来るね。」と言った。
「はい、ありがとうございます。」
「二人で映画観るの初めてだね。」
「そうですね、楽しみです。」
そんな会話をしながら、二人は夕食を楽しみ、後片付けは灯也が率先して行った。
その間に紗雪は洗濯物を畳み、それからお風呂掃除に向かおうとすると、灯也が「あ!風呂掃除は俺がやるから!」と紗雪を止め、灯也が風呂場へ向かった。
「ねぇ、紗雪。今日一緒に風呂入る?」
「えっ、、、!」
「あ、嫌なら、」
「嫌じゃないです!」
恥ずかしがると思った紗雪の答えに灯也は笑うと、「じゃあ、一緒に入ろっか!」と言い、二人はその日一緒にお風呂に入ったのだった。



