優しい紗依ちゃん、さっそく連絡をくれた。

『環ちゃんからのメッセージ、嬉しい!
さっそくのお誘い、お泊まりしませんか?
駅前のホテルのおしゃべりパック!
ルームサービスも有りでで三食付き!
無理ならおしゃべりだけでも。その時は克君を誘うんでキャンセル料はかかりません』

紗依ちゃん、神!
克君には申し訳ないけど、行かない選択はない。
明日は夜勤だから時間は充分にある。
すぐに返信、暗い気持ちだったのに、急に今夜が楽しみになった。

急な泊まりも有るから、ロッカーには常にお泊まりセットは置いてある。
気持ちを切り替え、駅前のホテルに向かった。

珍しく紗依ちゃんよりも早く着いたと思ってたら、すぐにいっぱいの荷物を持ってやって来た。
「チェックインは済んでるの。夕飯、ルームサービスだからいっぱいお菓子や飲み物買ってきたの!」