歌 舞 伎 町 の 清 掃 員 _















   (どさっ)












「ふぅ...。」










此処は 、 新宿 歌舞伎町 。









欲望の 詰まった 、 夜の街 。








俺は 此処で 、






「 ゴミ清掃員 」 として 働いている 。














「 ゴミ清掃員 」 と聞けば 、








毎朝 早くに 収集車に 乗って 、 ゴミ捨て場 に 回収を しに行ってる 。







そんな所 を 想像する かも しれない 。












でも 此処 ...... 歌舞伎町 だけは 特例が 認められている 。










夜に活動する人間が多い......いや、殆どな此処では、









夜にも ゴミを 回収する ことに なっている 。










勿論 、 取り切れなかった 分の 朝の 仕事もある 。










「........」








   (とす、)










俺の苦労も 底知れず 、 色気立つ 此の街を 横目に 座り込む 。










「...... あ 、 そうや 。」










とある事 を 思い出し 、








俺は ポケットに 入っていた スマホを 取り出し 、 電源を 付ける 。








ぱっ、と急に明るくなった画面に少し驚きながらも






「検索」と書かれた場所をタップする。













「......笑」










これが、ハードな仕事での俺の一番の楽しみ。














🔍楽に死ねる方法|


・服薬

・首吊り

・一酸化炭素中毒









「でも苦しんで死ぬのもいいな......」







・溺死

・転落死

・オーバードーズ

・出血多量







段々と埋まって行くメモ。






どんな死に方をしよう。そう考えるだけでワクワクする。








「........あはっ笑」








此の街に清掃員を気にする奴なんて居ないから。















こう言う俺みたいな人間のことを世間では、






「自殺願望者」って言うんだろう。










それを阻止しようと頑張っている何処かのお偉いさん達が居るけど









此の街に清掃員なんて気にする奴なんか居ないから。








「.....面白いなぁ」








俺が死んだところで世間は何処が変わるんだろう?







誰が俺の名前を出すんだろう?








誰が悲しむんだろう?













誰も居ないのにね。馬鹿みたい。









面白いなぁ。









     (がちゃんっ)








「ぁ、」







おそらくゴミが投げ入れられた音。










そろそろ仕事に戻らなくては。









この生活もいつまで続くのかな。









考えても答えは無い事を考えつつ。










仕事に戻ろうと思い足を踏み出したら。













「、っ!?」










「.............ぇ、?」









「ぁ、すいませ、っ、!!」








赤い髪の人間が倒れていました。












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